JR九州は、災害により不通となっている日南線の青島駅〜志布志駅間について、2021年12月11日(土)から運転を再開します。
日南線は、台風14号による大雨の影響で内海駅〜伊比井駅間において土砂流入等の被害が発生しました。このため、9月16日から青島駅〜志布志駅間(76.2km)で列車の運転が見合わされ、宮崎駅・青島駅〜志布志駅間でバスによる代行輸送が行われています。
穏やかな渚にたたずみ、日南海岸を見渡すことのできる「日南海岸南郷プリンスホテル」(提供: じゃらん)
土砂で埋まった線路やホーム等の復旧工事が進捗したことにより、代行バスの運転は12月10日(金)で終了し、12月11日(土)の始発列車からは日南線全線で通常通りの運転が再開されます。
また、同日から観光列車の特急「海幸山幸」(宮崎駅〜南郷駅間)も運転され、2022年2月までの運転計画も発表されています。土日祝日を中心に1往復運転され、年末年始や3連休の利用が見込まれる日には2往復の運転となります(運転時刻と運転日カレンダーは下表を参照)。「海幸山幸」の指定席は2021年12月2日(木)10:00から発売が開始されます。
JR九州は、運転再開に向けて引き続き復旧工事を全力で進めるとしています。ただし、天候等の事情により工事のスケジュールに変更が生じた場合、運転再開日は変更する場合があるとのことです。